ウィリアム・モリス

和室にウィリアムモリスのカーテンとウールカーペットを納めました。

2014年 8月 29日 金曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日は愛知県名古屋市南区の掛け替え、敷き替えのお手伝いをご紹介します。

お客様からお電話で『和室のカーテンレールが落ちてきたの・・・』とご連絡があり、伺いました。
事前にお聞きしたお話の中で『木部が割れている』ということも聞いていましたのである程度は想定していましたがヤハリ、“長押(なげし)”にレールが取付されていました。

長押は和室の鴨居などの上に装飾目的で取り付けられる台形型の水平材です。正面から見るとレールを取り付けてもよさそうに見えますが裏は壁との隙間が空いているんです。

なのでカーテンレールを取り付けすると割れてしまう可能性が高いです。

レールは鴨居に取り付け直しをさせていただきました。

↓近くで見るとこんな感じ。

更紗柄の厚地は遮光生地で重厚感もたっぷり。和洋折衷で相性抜群です。レースはウィリアムモリスの初期のデザイン『デイジー』壁紙のデザインで最も人気が出たデザインとも言われる作品ですがカーテンもステキ。シンメトリーに描かれた雛菊がモリスらしさを感じさせてくれます。

↓カーテンの掛け替えに合わせてカーペットもご購入いただきました。
納品が昼間だったのでカーテンの片側を閉めてパチリ。
カーペットはオレンジ系の暖色カラーで
レースのモリス柄 デイジーの花の色とつながります。

皆さんが意外と見落としがちなのがカーペットと掃出窓のカーテンとの関係。お部屋全体にカーペットを敷きたい場合や窓際までラグやカーペットを敷きたいときはカーペット分が床面から上がってしまいカーテンが擦ってしまうことも。

採寸の段階でカーペットを敷くことがわかっていればその分を差し引いた丈でカーテンはお仕立てします。(擦る方が良い場合は別です)

今回もカーペットの敷き替えのため畳からの寸法で新たに敷くカーペットの厚みを計算して仕上げます。

それではまた。

↓モリスカーテンの施工事例はこちらから

ウィリアム・モリスでマンションをコーディネート

2014年 7月 9日 水曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。

今日は愛知県名古屋市東区の新築マンションのお客様です。
窓の横には紫檀の家具があり、アールヌーボー調のスタンドライト置かれたリビングスペースのコーディネートです。
名古屋市内にいらっしゃる息子さんのお手伝いのためのセカンドハウスなので非日常的な鮮やかさのあるインテリアにされています。
アールヌーボーと言えば、やはり『ウィリアム・モリス』です。
今回はモリスの代表的なデザインともいえる、“いちご泥棒”のレッドをご採用いただきました。
↓コットンプリント生地で色彩豊かなモリスデザインが存分に感じられるカーテンです。

コーディネートのレースもモリスデザインからのセレクト。
渦巻くような草花が編みレース独特のボリューム感で表現された作品です。

ベッドルームはブドウを描いたデザイン名“ヴァイン”
こちらもウィリアム・モリスのデザインです。
高密度のジャガード織物カーテンはモリスのデザインを織の変化で巧みに表現されています。
見ていると次第にデザインを目で追ってしまい奥へ奥へと見入ってしまう
そんな魅力がモリスのデザインにはあります。

ウィリアム・モリスのカーテンはプリントにも織物にはそれぞれ魅力があります。ぜひカーテンランドでモリス作品の魅力を感じてください。

それではまた。

↓モリスカーテンの施工事例はこちらから

本物には本物のモリスでコーディネート

2014年 6月 22日 日曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドです。
 
今日は愛知県小牧市のご新築のカーテン選びのお手伝いです。
無垢にこだわった和風建築のご新築は1階のほとんどが障子になったインテリアです。
お手伝いさせて頂いたのは2階の寝室とお子様たちが来た時にも使えるようにと用意された洋室。
本物にこだわるお客様はカーテンも本物をセレクトされます。
 
まずは寝室からご紹介。
お選びいただいたのはモリスデザインスタジオの作品 ブラックソーン。
モリスの一番弟子 ジョンヘンリーダールのデザインを高密度の織物で仕上げた作品です。
カーテンレールもアイアンレールでこだわり抜いた寝室コーディネートを実現されています。
寝室閉
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
レースはシワ加工のベースに草木花を刺繍した総柄レースをセレクト。
シワの柔らかな表情がエレガンスさを演出してくれます。
寝室開
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
↓左右対称のデザインはモリスの特徴の一つです。
合わせたレースは花柄がとっても似ていて相性は抜群です。
寝室接写
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続いて洋室のご紹介。
ステンドガラスがはめ込まれた小窓のあるこのお部屋には京都西陣の織物メーカーの高密度カーテンをセレクト。
無地調でシンプルですが巧みな織りが高級感を存分に感じさせてくれるとっても素敵なカーテンです。
厚地とレース地が重なる二重の織物カーテンで手前のレースが透明感を感じさせ、これがまた綺麗なんです。
洋室①
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この厚地は二重になっていることで
“生地と生地の間が風が通る織物”から風通織と言います。
そんな風通織物の中でも今回の織物はハイレベル。
単純に前後の生地を反転させているようなものではなく細かい柄ごとで織を変えています。
織りあがるのに大変時間も必要な逸品で時々欠品します(笑)それくらい素敵なんです。
洋室①接写
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後のお部屋も妥協なしです。
ぷっくりふくれた織が特徴的な地模様の厚地と小窓はこれまたウィリアムモリスの作品からコーディネートされています。
カーテンランドの施工例ブログでもたびたび登場のモリスの『いちご泥棒』。
百何十年と経った現代のお家にも合う、この作品も左右対称デザイン。絵本当に絵になる作品です。

↓腰高窓を控えめにすることでシェードにしたモリスのいちご泥棒が映えて見えるでしょ?
洋室②
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それではまた。