カーテン選びのコツ

カーテンBOXとリターン仕様の2重カーテンで窓周りを省エネ対策

2024年 9月 6日 金曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

今日ご紹介するのは省エネを意識したカーテンスタイルの施工実例です。お客様のご要望は、①カーテンBOX、②リターン仕様、③保温力のある厚地カーテンでした。

カーテンBOXのカーテン施工実例

一つ目のご要望のカーテンBOXは、TOSOのファセットをご採用いただきました。床のミディアムトーンに合わせたカラーでミディアムウッド色をセレクト。

窓上の下地は数センチまでしかありませんでしたが、窓横の柱が均等にあったので取り付け位置は高い位置で且つ幅も少し大きく取り付けを行っています。

カーテンBOXとリターン仕様のカーテン

↑両端は、二つ目のご要望のリターン付き仕様

↓三つ目のご要望にあった保温力のある厚地カーテンは、同じ生地を2重にしてカーテンを仕上げ、空気層を作り保温力をアップ♪

2重カーテン

裏地付きカーテンも同じく空気層ができるので、お好みのプリントや刺繍の厚地カーテンを裏地付きでお仕立てすることは、耐用年数を長くするだけでなくカーテンの保温力アップにもつながります。遮光も保温力も、裏地付きにすることでどんな生地にも機能をプラスできます。機能に制限されないカーテン選びをぜひ楽しんでくださいね。

それではまた。

その他の施工実例集はこちら→→【WORKS(施工事例)】

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DONALD NAUTICAL Disney Home × Sanderson のプレーンシェード施工実例

2024年 8月 11日 日曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

リビングダイニングにある小窓をシンプルな無地調生地から柄に一新したお客様の施工事例をご紹介します。セレクトされたのは英国サンダーソン社が生み出した、Disney Home × Sanderson コレクションから【DONALD NAUTICAL】です。

DONALD NAUTICAL Disney Home × Sanderson

大海原に帆船やボートに乗ったキャラクターが描かれています。サンダーソンの描写力と絶妙なレトロ感が素敵な“絵になる”作品です。

こんな高いデザイン性の生地なので、柄位置にも精一杯こだわりたいところです。なかなか良いお値段の生地のため、必要分のみ取り寄せをしています。そのため入荷する生地の柄がどの位置から始まっているかは分かりません。そこで五つ柄位置候補を作成して縫製加工所へ製作をお願いしました。

プレーンシェード柄位置候補資料

これがまた驚いたことに僕が第一候補にした柄位置で仕上げることができたんです。

DONALD NAUTICAL

入荷した生地の柄位置の奇跡とやっぱりサンダーソンのプリントはカッコ良いなぁと感動しました。

ちなみに【DONALD NAUTICAL】はアイボリーとネイビーの2配色となっています。

Disney Home × Sanderson

Disney Home × Sanderson が気になった方はぜひカーテンランドaichiへご来店ください。

それではまた。

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『百聞は一見に如かず』とはこういう事かも オーダーカーテン専門店はこう考えている

2024年 4月 28日 日曜日

愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。

今日はオーダーカーテン専門店の考え方をお話します。窓のサイズやセレクトされるカーテン生地も様々ありますので今回のお話がすべての方に当てはまるかと言われるとそうでは無いかもしれませんがご参考にしていただけると幸いです。

窓の幅が約1200mmと約1600mmの2窓あるお部屋に150cm幅の生地をセレクトしていただきました。↓下の画像が取り付け後の施工写真です。

レール長さ1320mmと1775mmの窓のカーテン

各窓の仕上がりサイズを計算して150cmの生地で製作できる金額を国内メーカーのカタログ等で確認をすると、2倍ヒダ3ツ山で製作できるのは、小さい方の窓は2巾使い(仕上がり幅 ~150cmまで)で製作ができて大きい方は3巾使い(152cm~224cm)となっています。

確かにメーカーのカタログに記載がありますので製作はできるのですが、これがベストかと言われるとそうではないのです。

今回の場合、カーテンのサイズは小さい窓で幅1400mm、大きい窓では幅1840mmにしています。小さい窓は2巾で製作可能な最大幅1500mmに近いサイズとなり、大きい方はゆとりをもって3ツ山の製作ができます。この時に何が起こるかというと、大きい窓はしっかりとヒダ山高さがあり、ヒダ山間隔も適切な2倍ヒダで製作ができるのに対して、小さい窓はヒダ山高がかなり低く、つまめる山数も限られるため、ヒダ山間隔が広くなるのです。

数字で表すと
大きい窓の方が、山数片側9個、山間隔は115mm、ヒダ山高さは約25mm
小さい窓の方が、山数片側6個しか取れず、山間隔は140mm、ヒダ山高さは約20mm
となります。

個々で見ると全く問題が無いオーダーカーテンでも、一緒のお部屋で合わせるとなるとベストとは言えなくなるのです。

対策方法としては、小さい窓も3巾使いにして山数片側7個、山間隔約116mm、ヒダ山高さを約25mmとなるように生地を落として、2窓とも3ツ山で同じ見た目に仕上げる方法があります。

もう一つの対策方法は、今回のように窓が同じ壁面でない場合におすすめする方法で、小さい窓を2巾使いのままで2ツ山にし、山数片側7個、山間隔約116mm、ヒダ山高さを約24mm~25mmとする方法です。

『3ツ山と2ツ山を同じ部屋に!?』となりますよね?でも今回の条件の場合、小さい窓を2巾使いで製作するのであれば同じ3ツ山とするより、小さい窓は2ツ山にする方が違和感を感じにくいと思います。

長文になってしまいましたが、これがとっても分かりにくく、伝わりにくいのです。

今回のお客様は2ツ山と3ツ山になるよりは・・・と小さい窓も3巾使いで3ツ山で統一する御見積りとなっていたのですが、最後の最後に大逆転。なぜか?

なんと、実は現在のお住まいのカーテンが同じような条件で3ツ山と2ツ山で製作されていたことが判明。『初めて気付いた!』とおっしゃられて小さい窓は2ツ山での製作となりました。

『百聞は一見に如かず』とはこういう事かも・・・ でも伝わって良かった~

あらためて今回納めさせていただいたカーテン ↓3ツ山

2倍ヒダ3ツ山のカーテン

↓2ツ山

2巾全巾使いした2ツ山のカーテン

近くで見ると違うことはすぐにわかりますが、同時に見るとこんな感じ↓

2ツ山と3ツ山のカーテンがあるお部屋

最後にもう一度ひきで全体を見るとこんな感じ↓

レール長さ1320mmと1775mmの窓のカーテン

どうです?なんとなくお客様が今までのカーテンで違うことに気が付かなかったのも分かっていただけると思います。

ということで、オーダー専門店は『小さい方はギリギリ2巾で作れそうで良かった~』と考えることは無く、『この時はどのように作ったら一番キレイに感じてもらえるか』を中心に考えます。

そのマインドを持つのと持たないのでは、たとえサイズや生地が同じカーテンだとしても仕上がりに大きな差が出ると思っています。

それではまた。

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