ウィリアム・モリスの「ピンクアンドローズ」と「ピンパーネル」

2019年 3月 13日 水曜日
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店内ディスプレイ

カーテンランド店内「ウィリアム・モリス」ディスプレイのひとこま。

ディスプレイは時々変えたりしていますが、昨年末大々的にリニューアルしました。以前をご存知のお客様が、すごく変わったわね~!と言っていただくくらい変わりました。そんな中1Fのメインスペースはやはり「ウイリアム・モリス」

お客様とご相談するテーブルのすぐ横にこちらの生地が現在ディスプレイされています。

モリスのデザインに植物・お花は欠かせません。こちらのデザインは

真ん中が『ピンクアンドローズ』両側に『ピンパーネル』

ピンクアンドローズは、ジャガード物(織物)で、かなりしっかりと手持ち感のあるものです。元々は、1893年に作成された壁紙用のデザイン。

ジャガードのウィリム・モリス「ピンクアンドローズ」
「ピンクアンドローズ」(ジャガード)

光沢のある糸で織り上げられており、ジャガードならではのリッチな表情です。

バラとカーネーションの図案。ピンクというのはカーネーションと同じ種類のなでしこの英名なんだそうです。色のことではなかったのですね。(ひとつおりこうになりました。)

両側の『ピンパーネル』はプリント生地です。他に2色全4色展開です。

プリント生地の「ピンパーネル」
麻メインプリント生地「ピンパーネール」
プリント地「ピンパーネル」

1876年モリスの晩年のお家ハマースミスにある「ケルムスコットハウス」のダイニングルームに壁紙として貼られています。

ピンパーネル=瑠璃はこべ   瑠璃はこべの花を調べてみると、とても小さな瑠璃色の草花といった感じでした。

モリスの独特の大きな花の廻りの渦巻いている小さな可憐な花・・・こちらが瑠璃はこべだったのです。大きな花の方ではないのですね。(もうひとつおりこうになった気がしました。)

デザインやタイトル、実際のお花の様子を思いながら眺めてみると、え?そっち?と意外性があったりして、モリス独特の表現を楽しんだりしています。

ご来店いただいて、多くの方に実際の作品を見て感じていただきたいなあと思います。

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