愛知県北名古屋市のカーテンランドaichi斉藤です。
美しい景色を望む大きな窓が並ぶリビングスペース。特注色のブルーのイタリアンクラシックソファが映えるインテリアです。お昼間はレースなどで覆う必要が無く、景色を楽しむスタイルで開放的に過ごされるため厚地のみを取り付けしています。
ご採用いただいたのはウィリアムモリスのいちご泥棒のジャカードカーテン。カーテンBOXや梁、家具などのダークカラーに寄せたカラーにすることで、ソファをインテリアのメインにするコーディネートです。
ココからは少し製作のポイントについてご説明。↑上の写真、右は大きな1窓で両開き、左は異なる幅の3枚のカーテンとなっています。もうすでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、作る幅が違えばヒダ山の間隔が異なります。同じお部屋でも、南面と東面など離れている場合は気になりにくいですが、横並びとなるとある程度近くなるように考える必要があります。異なる4サイズとなると細かい計算も必要です。
通常の手配でも巾落としの有無やヒダ山数の指定などを行いますが、今回はそれだけでは足りないため、ヒダ山間隔と山の高さを合わせながら巾継ぎの位置の計算、確認をし、巾落としの量を考え、その中で柄の見え方も悪くないバランスをシミュレーションして検討を繰り返して製作寸法を出しています。
この窓に、この生地を使ってカーテンを製作した時のベストはどのような作り方なのか常に考える。
これは僕がこの業界に入った時に最初に学んだことです。
どの生地でも、どの窓の組み合わせがあるお部屋でも、同じ作り方をするカーテンもありますが、時にはレールのサイズに合わせるだけではない考え方もできることが、オーダーカーテンには必要なことだと考えています。
それではまた。
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